どうすれば……。(バス編)

Limonèneのファンクラブ リモネン環

2026/01/25 12:00

フォロー

歯医者さんの帰り、バスに乗った。

地元のちょっと小さいバスで、車内はそこそこに混んでおり、立ってる人も数人いた。
空いてる座席は一番奥の左から2番目のとこだけ。

分かりづらいので図解した。(図解して余計分かりづらかったらすみません)

とにかく、車内も狭いので空いてる席に座った。

私の左には男性、右2席には女性と子供が座っている。


降りる予定の駅につくまで15分くらい。
早速インターネットを見てたら、左の男性に話しかけられた。

「あのさあ、」

え!?何!?と思い、左を見ると、続けて彼は「帰りまいばす*寄ってく?」と言った。

*まいばすけっと。東京都を中心に展開されている小型スーパー

 

……?と思うも束の間、右側から「あ、そのつもりだった〜」という声が聞こえた。


分かった。
どうやらこの人は、私ではなく私の右隣の人に話しかけている。


右隣の人はお子さん連れの女性だ。
ということは……!

そうか、左の人は、お父さんだ、きっと。

なるほど。


男性と、その間の空席と、お子さん連れの女性だと思ってたけど、違った。
お父さんと、お母さんと、お子さんだ。
その間に、一つ空席があっただけだった。

そこに、私は座ってしまったようだ。

居心地の悪さを感じつつも、自分に話しかけられているわけではないと分かり、インターネットに向き直る。

私の内心とは裏腹に、両サイドのご夫婦は澱みなく会話を続ける。

どうやら、晩御飯は冷しゃぶの予定で、ハーゲンダッツがなくなったから買い足すらしい。

間に私を挟み、結構な音量で話している。

 

普段、私が友人とバスの車内で話す音量が3だとして、周りの人に多分怒られる音量が7だとしたら、ご夫婦は私を挟んでいる分か、5くらいの音量で話している。

その上、視線も冷たい。周りから見たらこの家族の一員になっている。

 まさか間に知らない人が座ってるとは思わないでしょう。

 

4席あって3人のご家族で、間にスペース開けて座ってるなんて想定してなかった。

あとなんか、右隣に座ってる五歳くらいのお子さんの肘がずっと私の太ももの上に乗っている。

親はカバンに隠れて気付いてなさそうだから、責める気は無いけど、めっちゃ肘置きにされてる。

 

いろんな意味で居た堪れなくなり、左の男性に「あの、席、変わりましょうか」と言った。

そしたら、すごくにこやかに、「いえいえ、大丈夫ですよ^^」と言われた。

 

全然大丈夫じゃない。

 

しらん家族の一員に勝手にされてるし、両サイドから遠慮のない会話が聞こえて貫通してるし、子供の肘置きになってる。

 

この時点でまだ3分も経ってない。15分の道程のうちの3分だから、これが続くのかと思うと憂鬱だ……。

 

困ったな、と思い右側を見ると女性と目が合った。

助けてくれ……と思い目を逸らさないでいたら、向こうもじっと見つめてくる。

意を決して今度は女性側に言う。

「すみません、よければお席変わりましょうか?」

女性はこれまたにこやかに、「あ、お気遣いなく!^^」と言った。

 

そっかあ……。

 

でもこうなることは予想していたので、「いや、すみません、気になっているので……」と言った。用意しておいてよかった。

ここは意外にも、女性はハッとした顔をして、「あ、すみません!次の駅着いたら変わりますね」と言ってくれた。

安心して窓の外を見ると、左の男性と目があった。

なんかニッコリしてた。どういう情緒の顔なのか分からなくてちょっと怖かった。

This Manみたいな顔してた。目を逸らした。

 

次のバス停に着き、車内の人も少し減り、席を交換した。

女性はお子さんを持ち上げて、私を一番右の奥に詰めさせた。

直感的には左の男性と交換してくれるかなと思ったけど、結果的には女性と席を変わることになった(でも確かに女性側に代わってくれと言ったので、変ではない)。

すると、【父私子母】で座っていたのが、【父母子私】になった。

 

察しの良い方はこのあとどうなるか分かったかな?

 

また肘置きにされた。

 

***

 

私が降りるバス停の1つ前で家族連れは降りてった。

ちなみに、私が降りるバス停の1つ先はまいばすけっとの前に止まる。

 

あの家族連れはまいばすけっとに行けたのだろうか。

ページを報告する

コピーしました

Limonèneのファンクラブ リモネン環

会員登録

コピーしました